ハチネタブログ
スズメバチのよくある誤解
作成日:2017年04月26日(水)
ハチに2度刺されると死ぬことがある
この認識は、決して間違いではありませんが、誤解を生じるおそれがあります。
「アレルギー反応が初めて出るのは、2度目が1番多い」と覚えて貰ったほうが誤解がないかと思います。
2度目に何も症状が出なかったからといって、何度刺されても大丈夫なわけではありませんし、実は1度目であっても症状があらわれることもあります。
アレルギー反応の有無やその症状の度合いは、体質だけでなく、刺された場所や数、その時の体調によって変わるということです。
2度目に何も症状が出なかったからといって、何度刺されても大丈夫なわけではありませんし、実は1度目であっても症状があらわれることもあります。
アレルギー反応の有無やその症状の度合いは、体質だけでなく、刺された場所や数、その時の体調によって変わるということです。
虫よけでスズメバチを遠避けられる
虫よけには、スプレータイプや直接皮膚に塗るタイプがありますが、いずれもカ・ブユなど吸血性の虫を防ぐものです。
スズメバチは、巣に危害を加える外敵に向かって捨て身で攻撃をしてきますので、虫よけは全く役に立ちません。
ハチに刺されたらアンモニアを塗るのが効果的
昔から言われ続けていて、広く定着してしまっている説だと思いますが、これはまったくの誤解です。
スズメバチの毒液はほとんど中性に近く、アンモニア(アルカリ性)で中和しようという行為には効果はありません。
氷で冷すほうがよほど効果的です。
氷で冷すほうがよほど効果的です。
スズメバチの巣は繰り返し使われる
どんなに大きな巣でも秋になると空になり、翌年以降に再利用されることはありません。
春先の女王バチは、単独で新しい巣を一から作り始め、巣作りや子育ての全てをこなします。
この時期の巣は小さく、女王バチは攻撃性がほとんどないので駆除も簡単です。
女王バチが産卵に専念できるようになるのは、娘である働きバチが羽化する夏以降のことなのです。
春先の女王バチは、単独で新しい巣を一から作り始め、巣作りや子育ての全てをこなします。
この時期の巣は小さく、女王バチは攻撃性がほとんどないので駆除も簡単です。
女王バチが産卵に専念できるようになるのは、娘である働きバチが羽化する夏以降のことなのです。
スズメバチはミツバチの仲間
両方とも大きな巣を作って暮らしていますが、進化の歴史から見ると両者の関係はずいぶん遠いものです。
ミツバチは幼虫の餌として花粉や蜜を与えますが、スズメバチは毛虫やハエなど動物質の餌を与えます。
スズメバチは自身の食事としてのみ樹液や花の蜜を求めるため、巣に蜜をためることはありません。
なおスズメバチの仲間は世界で約60種、日本では17種が知られています。
ミツバチは幼虫の餌として花粉や蜜を与えますが、スズメバチは毛虫やハエなど動物質の餌を与えます。
スズメバチは自身の食事としてのみ樹液や花の蜜を求めるため、巣に蜜をためることはありません。
なおスズメバチの仲間は世界で約60種、日本では17種が知られています。
スズメバチ捕獲器の仕掛け方
作成日:2017年04月22日(土)
1.スズメバチ捕獲器を準備する
市販の捕獲器
市販されている捕獲器は、フマキラー(株)から発売されている『ハチ激取れ』で、その他の商品はあまり見掛けることがありません。
市販されている捕獲器は、フマキラー(株)から発売されている『ハチ激取れ』で、その他の商品はあまり見掛けることがありません。
初めて使用される方でも簡単に組み立てられるくらい、簡易な構造をしています。
使い捨てタイプで、捕獲器2個が1セットで誘引剤も付属しています。
お店にもよりますが、1000円未満で購入が可能な商品です。
使い捨てタイプで、捕獲器2個が1セットで誘引剤も付属しています。
お店にもよりますが、1000円未満で購入が可能な商品です。
2.スズメバチ捕獲器を仕掛ける
捕獲器は半日陰になるような場所の、高さ1m~3m位の樹木の枝に吊します。
子供が触れるおそれがある場合は、2m以上の高さに吊して下さい。
捕獲器を仕掛けることによって、飛んでくるスズメバチの数が増えることが予想されますので、家の出入り口の近くやお庭の動線付近など、人の生活圏に近いところには仕掛けないようにしましょう。
捕獲器は半日陰になるような場所の、高さ1m~3m位の樹木の枝に吊します。
子供が触れるおそれがある場合は、2m以上の高さに吊して下さい。
捕獲器を仕掛けることによって、飛んでくるスズメバチの数が増えることが予想されますので、家の出入り口の近くやお庭の動線付近など、人の生活圏に近いところには仕掛けないようにしましょう。
3.捕獲器を回収・交換する
捕獲器は1週間程度で新しいものと取り替えます。
誘引剤となる液は、高温が続くと酸敗・発酵が進み、成分が変化して捕獲効率が低下してしまうほか、異臭が発生してしまいます。
液が減った場合は、注ぎ足すよりも回収して入れ替えるほうが効果は持続します。
1週間が経過していなくても、液がスズメバチの死骸で埋まってしまった時には捕獲器を回収・交換します。
溺れさせる事が出来なくなるので逃げてしまうようになります。
このような場合には、捕獲器の中をスズメバチが飛び回っていることがあるので、取り扱いには十分注意してください。
なお、捕獲器の回収や交換は、なるべくスズメバチ達が行動しない早朝や、夕暮れ以降にしましょう。
捕獲器は1週間程度で新しいものと取り替えます。
誘引剤となる液は、高温が続くと酸敗・発酵が進み、成分が変化して捕獲効率が低下してしまうほか、異臭が発生してしまいます。
液が減った場合は、注ぎ足すよりも回収して入れ替えるほうが効果は持続します。
1週間が経過していなくても、液がスズメバチの死骸で埋まってしまった時には捕獲器を回収・交換します。
溺れさせる事が出来なくなるので逃げてしまうようになります。
このような場合には、捕獲器の中をスズメバチが飛び回っていることがあるので、取り扱いには十分注意してください。
なお、捕獲器の回収や交換は、なるべくスズメバチ達が行動しない早朝や、夕暮れ以降にしましょう。
4.期待できる成果
オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチが比較的多く捕獲され、キイロスズメバチはあまり入らないようです。
駆除件数の割合が少ないオオスズメバチ、ヒメスズメバチが捕獲されやすく、彼らが樹液を特に好む種類だということがわかります。
春から梅雨の時期にかけては越冬を終えた女王バチが捕獲できます。
秋には働きバチが入りますが、新女王バチが入ることはほとんどありません。
その他には稀にミツバチやアシナガバチ、クロスズメバチやドロバチなども入ります。
ハチ以外ではガやチョウ、ハエなどが良く入ります。
オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチが比較的多く捕獲され、キイロスズメバチはあまり入らないようです。
駆除件数の割合が少ないオオスズメバチ、ヒメスズメバチが捕獲されやすく、彼らが樹液を特に好む種類だということがわかります。
春から梅雨の時期にかけては越冬を終えた女王バチが捕獲できます。
秋には働きバチが入りますが、新女王バチが入ることはほとんどありません。
その他には稀にミツバチやアシナガバチ、クロスズメバチやドロバチなども入ります。
ハチ以外ではガやチョウ、ハエなどが良く入ります。
ハチ刺傷による死亡例
作成日:2017年04月16日(日)
ハチに刺されたことで命を落とした人の数は、厚生労働省の人口動態調査(毎年9月に前年分の集計結果が公表)で知ることができます。
そのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
そのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
ハチ刺されによる死亡事故のほとんどが、山林や畑で発生しています。
こういった場所では、近くに医療機関がないことが多いため、速やかに治療が受けられずに手遅れになりやすいと考えられます。
キイロスズメバチかオオスズメバチのいずれかの種類が原因となることがほとんどです。
死亡例のほとんどが、アナフィラキシーショックによる血圧の低下と、上気道の浮腫による呼吸困難が原因です。
ショック症状は、顔を含む頭部や頸部を刺された場合に発現しやすく、短時間(刺傷後数分~10数分)で症状が現れます。
症状の発現までの時間が短ければ短い程、重症になるおそれがあるとされています。
こういった場所では、近くに医療機関がないことが多いため、速やかに治療が受けられずに手遅れになりやすいと考えられます。
キイロスズメバチかオオスズメバチのいずれかの種類が原因となることがほとんどです。
死亡例のほとんどが、アナフィラキシーショックによる血圧の低下と、上気道の浮腫による呼吸困難が原因です。
ショック症状は、顔を含む頭部や頸部を刺された場合に発現しやすく、短時間(刺傷後数分~10数分)で症状が現れます。
症状の発現までの時間が短ければ短い程、重症になるおそれがあるとされています。
『蜂が好む植物』を開設しました
作成日:2017年04月03日(月)
さまざまな植物の『蜂が好むor好まない』をまとめたコーナー
【蜂が好む植物】をつくりました。
随時更新していきますので、お庭造りの参考にご利用ください。
ハチ刺傷による死亡者数
作成日:2017年03月26日(日)
ハチに刺されたことで命を落とした人の数は、厚生労働省の人口動態調査(毎年9月に前年分の集計結果が公表)で知ることができます。
そのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
そのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
男女の割合は男性が圧倒的に多く、男女別の統計記録のある1994年から2015年までの22年間で合計533人の方が亡くなりましたが、その約80%にあたる427人が男性でした。
これは、ハチ刺されによる死亡事故のほとんどが、山林や畑での作業中に発生しており、そのような作業を行っているのが主に男性であるためです。
これは、ハチ刺されによる死亡事故のほとんどが、山林や畑での作業中に発生しており、そのような作業を行っているのが主に男性であるためです。