蜂の巣を作らせない方法!!
蜂の巣を作らせない!予防方法を解説!
・蜂の巣予防効果のある殺虫スプレーを使用する
・農薬を散布する
・木酢液を散布して蜂を寄せ付けない
・スズメバチ捕獲器を仕掛ける
・建物の通気口や、そのフードに網を張る
蜂の巣予防効果のある殺虫スプレーを使用する
これらを、巣が作られたことがある場所や、作られそうな場所にスプレーしておくことで、蜂の巣が作られることを防ぐことができます。
価格は1,000円~1,500円くらいのものがほとんどで、効果は2週間~1ヵ月間持続します。
50秒ほどで噴射しきってしまうので、広範囲を予防するには複数本使用する必要があるうえ、予防期間(4月下旬から少なくとも3ヶ月間)に複数回行わなければならないため、予防にかかる費用が膨らむ懸念があります。
キンチョー(KINCHO)
ハチの巣を作らせない ハチ・アブ用ハンター 蜂駆除スプレー
ピレスロイド系のシフルトリンとフタルスリンを配合しているので、速効性に優れており蜂を素早く駆除できるだけでなく、毎年、蜂が巣を作って困る所や、巣を作りそうな所に事前にスプレーしておけば、蜂の巣を作らせません。
また、作りかけの巣にスプレーすれば、巣の拡大を防止することができ、1度のスプレーで効果は約2週間持続します。
ただしこの殺虫剤は、スズメバチ以外のアシナガバチ、ミツバチ、クマバチ、アブを対象としているので、スズメバチおよびスズメバチの巣の駆除には使用できませんのでご注意ください。
アース製薬
ハチの巣を作らせない ハチアブスーパージェット
蜂に対して優れた速効性と致死性のある有効成分ピレスロイド系のフタルスリン、ペルメトリン、ビフェントリンの3種を配合しており、飛び回る蜂蜂の巣の駆除に最適なスプレー式殺虫剤です。
飛んでいるスズメバチにも効果がありますが、スズメバチの巣の駆除には使用できないのでご注意ください。
風が無い無風状態では11mも噴射できる強力噴射タイプなので、飛び回る蜂を遠く離れた場所から駆除退治ができます。
3種の有効成分と特殊パウダーの効果により、忌避効果は約1ヶ月持続します。
フマキラー
ハチ・アブバズーカジェット
最大12mまで薬剤が届く超強力バズーカ型ノズルにより、飛び回る蜂を離れた場所からでも駆除処理ができます。
また、持続殺虫成分によって巣に戻ってきた蜂や新たに羽化した蜂にも効果を発揮し、巣ごと退治できる殺虫剤です。
有効成分としてピレスロイド系のフタルスリンとトラロメトリンを高濃度配合し、優れた殺虫効果と羽ばたき動停止効果を発揮します。
高い忌避効果もあるので、蜂が巣作りをする春から夏にかけて、巣を作りそうな場所にスプレーしておくだけで巣作り予防もできます。
イカリ消毒
スーパーハチジェットプラス
スーパーハチジェットプラスは、これ一本でクマバチ、アシナガバチ、ドロバチなど蜂を駆除・殺虫するだけでなく蜂が巣をつくる場所にスプレーしておけば、スズメバチやアシナガバチなどの巣作り予防できる蜂用殺虫・忌避スプレーです。
殺虫成分にピレスロイド系のシフェノトリン、フタルスリン、プラレトリンの3種を配合しており、速効性のある蜂駆成分と強力な忌避性成分による蜂の忌避効果と蜂の巣予防に使用できます。
屋外専用の殺虫スプレーなので、屋内では使用できません。
軒下や外壁など、毎年頻繁にハチが巣を作る場所に、 薬剤を適量噴射してください。
アシナガバチ、スズメバチ、クマバチ、ミツバチ、ドロバチ、ハキリバチなどの蜂や、ブユ、アブなどにも効果があります。
農薬を散布する
スプレータイプになっているものや、顆粒タイプ、液体タイプの農薬があるのですが、広範囲にムラなく防虫効果を得るには液体タイプの農薬を希釈し、噴霧器で散布する方法をおすすめします。
多種多様なものがあり、一般的には出回っていないものや、危険物取扱者・毒劇物取扱者の資格がなければ入手・使用ができないものもあります。
ここではどなたでも入手ができ、比較的扱いやすい農薬をご紹介します。
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・オルトラン
高い※浸透移行性により、作物のすみずみに行き渡り、害虫をムラなく防除します。
食害性害虫や吸汁性害虫に優れた効果を示します。
果樹、野菜、畑作物、茶、花類、芝と適用作物が広い。
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・スミチオン
害虫が薬剤に接触したり、薬剤の付着した植物を食べることによって効果を発揮します。
人間や家畜、鳥などの温血動物に対して影響が少なく、害虫に対して選択的に高い効果を発揮します。
人や環境に優しい安全性が評価され、世界各地で使用されています。
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・マラソン
植物に※浸透移行性があり、吸汁性害虫に効果があります。
植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する代表的な園芸用殺虫剤です。
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・スミソン
代表的な家庭園芸用殺虫剤のスミチオンとマラソンを混合した殺虫剤です。
両薬剤の利点を生かし、更に相乗効果で各種害虫を効果的に退治します。
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・ダイン
ほとんどの農薬と混用可能です。
散布した薬剤が植物や病害虫にムラなく付着するので薬剤の効果が高まり、雨露による流亡も軽減します。
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木酢液を散布して蜂を寄せ付けない
代表的な例としては、炭焼き時に副産物として木酢液が製造されます。
かんたんに説明すると、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものです。
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成分の効果だけでなく、木酢液は焚火をしたときのケムリのような匂いがするため、本能的に山火事などの危険な状況を連想させるとされ、多くの生き物がこの匂いを嫌い、その場所を離れます。
ノラ猫除けの効果や、ハトのフン害予防の効果も期待できるほか、家庭菜園やガーデニングの敵となる害虫にも効果を発揮します。
庭木の葉(表裏共)に散布することでチャドクガの大量発生を防ぐ効果もあります。
自作される場合は、初期の段階では有害な成分を含んでいる場合が多いため、数カ月放置してから、ろ過するなどの方法で、この有害成分をしっかり取り除く必要があります。
スズメバチ捕獲器を仕掛ける
市販されている捕獲器は、フマキラー(株)から発売されている『ハチ激取れ』で、その他の商品はあまり見掛けることがありません。
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使い捨てタイプで、捕獲器2個が1セットで誘引剤も付属しています。
お店にもよりますが、1000円未満で購入が可能な商品です。
捕獲器は半日陰になるような場所の、高さ1m~3m位の樹木の枝に吊します。
子供が触れるおそれがある場合は、2m以上の高さに吊して下さい。
捕獲器を仕掛けることによって、飛んでくるスズメバチの数が増えることが予想されますので、家の出入り口の近くやお庭の動線付近など、人の生活圏に近いところには仕掛けないようにしましょう。
捕獲器は1週間程度で新しいものと取り替えます。
誘引剤となる液は、高温が続くと酸敗・発酵が進み、成分が変化して捕獲効率が低下してしまうほか、異臭が発生してしまいます。
液が減った場合は、注ぎ足すよりも回収して入れ替えるほうが効果は持続します。
1週間が経過していなくても、液がスズメバチの死骸で埋まってしまった時には捕獲器を回収・交換します。
溺れさせる事が出来なくなるので逃げてしまうようになります。
このような場合には、捕獲器の中をスズメバチが飛び回っていることがあるので、取り扱いには十分注意してください。
なお、捕獲器の回収や交換は、なるべくスズメバチ達が行動しない早朝や、夕暮れ以降にしましょう。
オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチが比較的多く捕獲され、キイロスズメバチはあまり入らないようです。
駆除件数の割合が少ないオオスズメバチ、ヒメスズメバチが捕獲されやすく、彼らが樹液を特に好む種類だということがわかります。
春から梅雨の時期にかけては越冬を終えた女王バチが捕獲できます。
秋には働きバチが入りますが、新女王バチが入ることはほとんどありません。
その他には稀にミツバチやアシナガバチ、クロスズメバチやドロバチなども入ります。
ハチ以外ではガやチョウ、ハエなどが良く入ります。
建物の通気口や、そのフードに網を張る
ガラリ(通気口)を確認しましょう
外壁用や軒天用または床下用など、取り付ける場所によっていろいろなタイプのものがあります。
建物の周囲を見回してみると、以下のようなものが見つかると思います。
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材質も風雨の当たる場所に最適なステンレス製や、樹脂製などさまざまなタイプがあり、各メーカーが多数の商品を出しています。
温度や湿度を調整することによりカビの発生を防止し、建物を健康に長持ちさせるために欠かせない部品です。
防虫網がない場合、もしくはあっても古いもので風化・腐食により穴が開いてしまっている場合には、ハチが自由に出入りできてしまいます。
鳥、コウモリ、イタチやネズミ、ヘビなどは出入りできないが、ハチは出入りできるといった状況であれば、ハチたちにとっては絶好の営巣場所となり、高い確率で巣を作ってしまいます。
もし防虫網がなかったり、網に不具合がみられたりするのであれば、ハチに巣を作られてしまう前に網を張っておきましょう。
フードを確認しましょう
建物の周囲を見回してみると、以下のようなものが見つかると思います。
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フード付きのガラリには、フードの口部分に網が付いているものもありますが、網がないものも多くあります。
換気扇のフードにいたっては、網は油汚れによる目詰まりのおそれや、洗浄の際の邪魔にもなるので、そもそも取り付けられていないことがほとんどです。
マンション・アパートで空き部屋になっている場合や、めったに自炊をされない場合には、換気扇を長期間使用しないことになりますので、ハチが巣を作ってしまいます。