ハチネタブログ
日本に生息しているスズメバチの仲間
作成日:2022年03月05日(土)
日本には、スズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属の3属17種が生息しており、一般にスズメバチというとスズメバチ属8種のことを指します。
スズメバチ属に属するスズメバチは、他より体が大きく比較的に獰猛で、人と生活エリアが重なることが多いため、刺傷被害が多いのが特徴です。
一般的にスズメバチというと、このスズメバチ属のものを指します。
クロスズメバチ属とホオナガスズメバチ属は、小さいうえに比較的おとなしく、その多くは、中部地方山地以北に分布しています。
スズメバチ属 【Vespa】
・オオスズメバチ
・オオスズメバチ
・ヒメスズメバチ
・キイロスズメバチ
・キイロスズメバチ
・コガタスズメバチ
・モンスズメバチ
・モンスズメバチ
・チャイロスズメバチ
・ツマグロスズメバチ
・ツマグロスズメバチ
・ツマアカスズメバチ
クロスズメバチ属 【Vespula】
・クロスズメバチ
・クロスズメバチ
・シダクロスズメバチ
・ツヤクロスズメバチ
・ツヤクロスズメバチ
・キオビクロスズメバチ
・ヤドリスズメバチ
・ヤドリスズメバチ
体長は女王バチ15~19mm、働きバチ10~16mm、オスバチ12~18mm位と小型の部類です。
身体は黒色で白い斑紋(一部の種は黄色い斑紋)があります。
営巣場所は閉鎖的な場所で、大部分が土中ですが、稀に屋根裏や樹洞にも営巣します。
幼虫の餌として、主にハエやアブなどの小型の昆虫やクモなどを狩ります。
攻撃性、威嚇性は強くありません。
『地蜂』『へぼ』などと呼ばれ、幼虫や蛹を珍味として食べられることがあります。
身体は黒色で白い斑紋(一部の種は黄色い斑紋)があります。
営巣場所は閉鎖的な場所で、大部分が土中ですが、稀に屋根裏や樹洞にも営巣します。
幼虫の餌として、主にハエやアブなどの小型の昆虫やクモなどを狩ります。
攻撃性、威嚇性は強くありません。
『地蜂』『へぼ』などと呼ばれ、幼虫や蛹を珍味として食べられることがあります。
ホオナガスズメバチ属 【Dolichovespula】
・キオビホオナガスズメバチ
・シロオビホオナガスズメバチ
・ニッポンホオナガスズメバチ
・ヤドリホオナガスズメバチ
体長は女王バチ16~22mm、働きバチ11~16mm、オスバチ13~20mmで、黒色の体に白い斑紋(一部の種は黄色い斑紋)があります。
営巣場所はコガタスズメバチと同じように、木の枝や人家の軒先など開放的な場所を好みます。
巣の外皮は灰色の和紙状で、下の方が細くなった提灯型をしています。
巣の出入り口は、下方にやや横向きについています。
幼虫の餌として生きたハエ、アブ、ガなどの昆虫やクモなどを狩ります。
攻撃性、威嚇性ともスズメバチ属に比べると、それほど強くありません。
・キオビホオナガスズメバチ
・シロオビホオナガスズメバチ
・ニッポンホオナガスズメバチ
・ヤドリホオナガスズメバチ
体長は女王バチ16~22mm、働きバチ11~16mm、オスバチ13~20mmで、黒色の体に白い斑紋(一部の種は黄色い斑紋)があります。
営巣場所はコガタスズメバチと同じように、木の枝や人家の軒先など開放的な場所を好みます。
巣の外皮は灰色の和紙状で、下の方が細くなった提灯型をしています。
巣の出入り口は、下方にやや横向きについています。
幼虫の餌として生きたハエ、アブ、ガなどの昆虫やクモなどを狩ります。
攻撃性、威嚇性ともスズメバチ属に比べると、それほど強くありません。
※チャイロスズメバチ、ヤドリスズメバチ、ヤドリホオナガスズメバチには、別の種のスズメバチの巣を乗っ取るという特性があります。