ハチネタブログ
日本に生息しているスズメバチ3属17種
日本には、スズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属の3属17種が生息しており、一般にスズメバチというとスズメバチ属8種のことを指します。
危険生物「赤いクワガタ」要注意 生息域が拡大、体液でかぶれ
触ると水ぶくれなどの症状を引き起こす昆虫「ヒラズゲンセイ」が京都や滋賀で生息域を広げている。四国など温暖な地域で見られた種だが、生息域が年々北上してきた。専門家は見つけても触らないように呼び掛けている。
ヒラズゲンセイは、ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ。真っ赤な体とクワガタのような大あごが特徴で、6、7月に成虫になる。体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや巣を作る古い木造家屋など、多様な場所で見られるという。
生態に詳しい大阪市立自然史博物館の初宿成彦学芸員によると、もともと近畿地方には生息していなかったが、1976年に和歌山県で発見され、京都・滋賀では2009年に京都市伏見区、12年に栗東市で確認された。
現在の生息北限は、京都府南丹市や滋賀県近江八幡市とみられる。今月8日には、大津市北部の旧志賀町地域の住宅街で見つかった。捕まえた和邇小2年、高木春毅くん(7)=同市=は「新種の赤いクワガタかと思った。毒があるなんてびっくりした」と話していた。
初宿学芸員は「目立つ虫なので、特に子どもが間違って触らないよう気をつけてほしい」と呼び掛けている。
【 京都新聞 2019年07月11日】
注意!アシナガバチが本格的に活動を始めています!!
注意!スズメバチが活動を始めています!!
冬眠から目覚めた女王蜂が巣作りに適した場所を探してまわり、人目に付きにくくハチにとって安全な場所が見つかると、巣作りが始まります。
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冬眠から目覚めた女王蜂が、単独で巣作りを開始し、迅速かつ確実に働き蜂たちを誕生させなければならない時期にあたります。
普段は働き蜂たちに守られながら産卵に専念し、巣から出ることのない女王蜂ですが、この時期だけは自ら動き回るしかないのです。
単独で活動をしますので、もし外敵に襲われたり、病気にかかったり、駆除されるようなことがあれば、その女王蜂の一族は絶滅することになります。
そのため、女王蜂は働き蜂たちが生まれるまでは、戦いを避けて逃げ、生き延びることを優先します。
しかしこの時期を乗り切った場合、つまり働き蜂たちが誕生してコロニーが拡大していくと、働き蜂たちが女王蜂と巣を守るために、命がけで戦うことになってしまいます。
巣が小さく、働き蜂たちがまだ飛び交うことがないため、なかなか巣を発見しにくいと思いますが、このような初期の段階で発見・駆除することができればハチ刺傷の被害を大幅に減らすことができます。
注意!アシナガバチが活動を始めています!!
蜂、特にアシナガバチの姿を見掛けることが多くなってきており、蜂についてのご相談や駆除依頼のお電話が増えてきています。
おおよそ今は、作り始めたばかりの小さな巣に女王蜂が卵を産み付けている頃で、以下の写真のアシナガバチの巣は、あと2週間後には働き蜂たちが次々と誕生するものと思われます。
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4月21日 滋賀県守山市にて撮影 | 5月6日 滋賀県守山市にて撮影 |
この時期は、ハチによる刺傷被害の中心であるスズメバチやアシナガバチにとって重要な時期です。
冬眠から目覚めた女王蜂が、単独で巣作りを開始し、迅速かつ確実に働き蜂たちを誕生させなければならない時期にあたります。
普段は働き蜂たちに守られながら産卵に専念し、巣から出ることのない女王蜂ですが、この時期だけは自ら動き回るしかないのです。
単独で活動をしますので、もし外敵に襲われたり、病気にかかったり、駆除されるようなことがあれば、その女王蜂の一族は絶滅することになります。
そのため、女王蜂は働き蜂たちが生まれるまでは、戦いを避けて逃げ、生き延びることを優先します。
しかしこの時期を乗り切った場合、つまり働き蜂たちが誕生してコロニーが拡大していくと、働き蜂たちが女王蜂と巣を守るために、命がけで戦うことになってしまいます。
暖かくなってきたこの時期、一度お住まいの周囲を確認してみることをおすすめします。
巣が小さく、働き蜂たちがまだ飛び交うことがないため、なかなか巣を発見しにくいと思いますが、このような初期の段階で発見・駆除することができればハチ刺傷の被害を大幅に減らすことができます。
ハチ刺傷による死亡者数(2017年度)
ハチ(蜂)被害件数はそのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
死に至らしめるハチは、種類別にはほとんどがオオスズメバチとキイロスズメバチです。
それによると、死亡者数は13人(男性9人、女性4人)で、一昨年の2016年(平成28年)の19人(男性16人、女性3人)から6人減少したようです。
昨年2017年の死亡者のうち13人中10人が60歳以上であり、依然として高齢者が亡くなるケースが目立ち、男女別では圧倒的に男性が多くなっています。
今年のスズメバチは例年より凶暴で危険!?
今年の天気が大きく影響
「今年は冬が寒かったため、春ごろはスズメバチが例年より少ない状態でした。しかし、夏の猛暑によって巣が急成長し、例年よりも大きな巣ができてしまいました。一方、7月の大雨の影響で土中に巣を作るオオスズメバチの巣が水没し、その勢力を弱めました。そのためオオスズメバチを天敵とする都市部に棲むキイロスズメバチが盛んに活動できる環境が整っているのです」(上野先生)
クマンバチとクマバチ
スズメバチは、地方によってさまざまな呼ばれ方をしています。
その多くはクマンバチと呼ばれていますが、なかにはクマバチと呼ぶ地方もあります。
しかし、クマバチという名前のハチが別に存在するため、しばしば勘違いの原因になることがあります。
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クマバチは大きく、まるまるとした黒いからだをしており、スズメバチとはひと目で違うハチとわかります。
羽音も大きいので驚かされることがありますが、ミツバチのように蜜や花粉を食べる大変おとなしいハチです。
樹木や家屋等の木材に穴を開けて巣を作ります。
群れを作らずに単独もしくは雄雌のペアやその子供だけで生活します。
めったに刺さず毒もわずかなため、ほとんど被害はありません。
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※クマバチの巣穴
大きいハチをまとめてクマンバチと呼ぶ地方もあることから、スズメバチとクマバチを混同したり、クマバチをスズメバチと同様に危険なハチと思われたりすることがあるようです。
注意!スズメバチが本格始動!!
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4月30日 大阪府交野市にて撮影 |
この画像のようにとっくりを逆さにした形状の巣は、スズメバチの初期巣の特徴的なものです。(画像はコガタスズメバチの初期巣)
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この巣の場合は、巣の中心付近の巣房には卵からかえった幼虫が、外側には産み付けられた卵があるのが確認できます。
この状況であれば、これから10日後あたりから次々と働き蜂たちが誕生し、本格的なコロニーに成長していきますので、それに比例するように危険度も増していくことになります。
このような初期の段階で発見・駆除することができれば、ハチ刺傷の被害を大幅に減らすことができます。
巣が小さく、働き蜂たちがまだ飛び交うことがないため、なかなか巣を発見しにくいと思いますが、この時期に一度お住まいの周囲を確認してみてください。