ハチネタブログ
注意!スズメバチが活動を始めています!!
冬眠から目覚めた女王蜂が巣作りに適した場所を探してまわり、人目に付きにくくハチにとって安全な場所が見つかると、巣作りが始まります。
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4月30日 滋賀県草津市にて撮影 | キイロスズメバチの女王蜂 |
この時期は、ハチによる刺傷被害の中心であるスズメバチやアシナガバチにとって重要な時期です。
冬眠から目覚めた女王蜂が、単独で巣作りを開始し、迅速かつ確実に働き蜂たちを誕生させなければならない時期にあたります。
普段は働き蜂たちに守られながら産卵に専念し、巣から出ることのない女王蜂ですが、この時期だけは自ら動き回るしかないのです。
単独で活動をしますので、もし外敵に襲われたり、病気にかかったり、駆除されるようなことがあれば、その女王蜂の一族は絶滅することになります。
そのため、女王蜂は働き蜂たちが生まれるまでは、戦いを避けて逃げ、生き延びることを優先します。
しかしこの時期を乗り切った場合、つまり働き蜂たちが誕生してコロニーが拡大していくと、働き蜂たちが女王蜂と巣を守るために、命がけで戦うことになってしまいます。
暖かくなってきたこの時期、一度お住まいの周囲を確認してみることをおすすめします。
巣が小さく、働き蜂たちがまだ飛び交うことがないため、なかなか巣を発見しにくいと思いますが、このような初期の段階で発見・駆除することができればハチ刺傷の被害を大幅に減らすことができます。
注意!アシナガバチが活動を始めています!!
今年も蜂たちが活動を始めたようです。
蜂、特にアシナガバチの姿を見掛けることが多くなってきており、蜂についてのご相談や駆除依頼のお電話が増えてきています。
おおよそ今は、作り始めたばかりの小さな巣に女王蜂が卵を産み付けている頃で、以下の写真のアシナガバチの巣は、あと2週間後には働き蜂たちが次々と誕生するものと思われます。
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4月20日 滋賀県近江八幡市にて撮影 | 4月21日 大阪府茨木市にて撮影 |
この時期は、ハチによる刺傷被害の中心であるスズメバチやアシナガバチにとって重要な時期です。
冬眠から目覚めた女王蜂が、単独で巣作りを開始し、迅速かつ確実に働き蜂たちを誕生させなければならない時期にあたります。
普段は働き蜂たちに守られながら産卵に専念し、巣から出ることのない女王蜂ですが、この時期だけは自ら動き回るしかないのです。
単独で活動をしますので、もし外敵に襲われたり、病気にかかったり、駆除されるようなことがあれば、その女王蜂の一族は絶滅することになります。
そのため、女王蜂は働き蜂たちが生まれるまでは、戦いを避けて逃げ、生き延びることを優先します。
しかしこの時期を乗り切った場合、つまり働き蜂たちが誕生してコロニーが拡大していくと、働き蜂たちが女王蜂と巣を守るために、命がけで戦うことになってしまいます。
暖かくなってきたこの時期、一度お住まいの周囲を確認してみることをおすすめします。
巣が小さく、働き蜂たちがまだ飛び交うことがないため、なかなか巣を発見しにくいと思いますが、このような初期の段階で発見・駆除することができればハチ刺傷の被害を大幅に減らすことができます。
世界2匹目のハチ発見! 三重
三重県総合博物館(津市)は12日、国内では初めて、世界でも2匹目の発見となる珍しいハチが同館の敷地で見つかったと発表した。
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ネオドリヌス・イソネウルス (九州大学農学部昆虫学教室・三田敏治助教提供) |
1997年に中国・雲南省で新種として発見されたが、詳しい生態は不明で、その後、発見例はなかった。国内では未記録で、日本名もまだない。
長崎県壱岐市でツマアカスズメバチが見つかる!(長崎新聞)
県は27日、特定外来生物である「ツマアカスズメバチ」が25日に壱岐市で2匹確認されたと明らかにした。対馬市以外の県内で見つかったのは初めて。
ハチ刺傷による死亡者数(2016年度)
そのほとんどがスズメバチによるものですが、ミツバチやアシナガバチによるものも含まれています。
ハチ刺傷による死亡者数は19人で、男女の内訳は男性が16人、女性が3人でした。
死亡者の年齢は、全員が50歳以上だということです。
2016年度も、死亡者数、男女比、年齢層ともに、過去10年間の傾向と大きく変わらない結果でした。
2015年までの統計結果はこちら
【駆除業者選びの失敗例】文化財の神社が焼失 ハチの巣駆除で火を使用か
水際で食い止められるのか?ヒアリとアカカミアリ
昨日、強毒の「ヒアリ」が神戸港のコンテナヤードから見つかったとの発表があり、続いてその近くで別の毒アリ「アカカミアリ」も見つかったと発表されました。
このことを受け、環境省や神戸市などが水際で食い止めようと対策に追われ、国交省は全国の自治体に、主要港湾内を調査するよう求めました。
上陸をゆるしたとなれば、日本にとって大きな打撃になりますので、今後の発表が注目されます。
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ヒアリ(左)とアカカミアリ(右) 環境省提供
ヒアリとは?
南米原産の体長が2.5mm~6mmの小型のアリで、赤褐色の体色をした、環境省指定の「特定外来生物」です。
スズメバチと同じくらい強力な毒を持ち、腹部にある針で刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。
ミツバチと違って刺すと針が取れることがないため、スズメバチのように連続して複数回相手を刺すことが出来ます。
獰猛さはキイロスズメバチのようで、相手を問わず集団で襲いかかり、ネズミや爬虫類などの小さな生き物なら、集団で食い殺してしまいます。
アレルギー反応によって死に至ることも!
ヒアリの毒への反応は、刺された人の体質や体調によって大きく異なり、重度の場合にはアナフィラキシーショックを起こし、生命の危険を伴います。
ヒアリの毒には、ハチの毒と共通の成分が含まれているため、過去にハチに刺されてアレルギー反応をおこしたことがあるなど、ハチ毒アレルギーを持つ人は特に注意が必要です。
アメリカにおいては、ヒアリの被害が年間8万人以上に上ると報告されており、うち100人以上がアレルギー反応によって亡くなっています。
日本において、スズメバチの被害による死者数が、年平均20人ほどを推移していますので、今後ヒアリが拡散するとなれば、いずれはスズメバチを超える被害が出るおそれがあります。
アカカミアリとは?
アカカミアリもヒアリと同様、「特定外来生物」に指定されている毒アリです。
アカカミアリは、すでに沖縄県などに定着していることが確認されているほか、本州の各港でも貨物の中などで発見された例があります。
毒は激しい痛みや水疱、アレルギー反応などを引き起こしますが、ヒアリの毒よりは弱いため、今までに国内における死亡例はないそうです。
ヒアリに似て体長が3mm~5mmと小型のアリで、体色も似ているため、肉眼ではヒアリとの区別は困難だといわれています。
庭木の害虫 チャドクガ(茶毒蛾)に注意!!
チャドクガ(茶毒蛾)はドクガ科の昆虫で、本州以南の日本各地に分布し、日本では代表的な毒蛾です。
幼虫、いわゆるケムシは、4月から10月にかけて年2回発生し、園芸植物に被害をおよぼすほか、刺されて被害にあう人が後を絶ちません。
特にチャノキ、ツバキ、サザンカなどツバキ科の植物の葉を食害します。
1枚の葉の裏に10匹以上が固まっている初期の頃に、その葉っぱごと処分すると被害がほとんど発生せずに済みます。
成長するにしたがって木全体に拡散しますので、放置しておくと木が一本、丸裸にされてしまうことがあります。
植物全体に散ってしまったら、ケムシ用の殺虫剤を散布する必要があります。
チャドクガは生涯を通じて毒針毛をもち、抜けた毛や殺虫剤散布後の死骸に触れただけでも皮膚にかぶれを生じます。
発熱やめまいを生ずることもあり、そのままにしておくと長期にわたってかゆみが続きます。
一般市販薬ではほとんど効果はみられず、蚊に刺されたとき用のぬり薬は症状を悪化させることがありますので、症状が重くなる前に迷わず医師の診察を受け、処方薬を使用するようにしてください。
一度その被害にあった人は、個人差はありますが、2回目以降にハチ毒と同じくアレルギー反応を起こすことがあります。
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チャドクガの毒針毛に触れた皮膚 |
皮膚についた毒針毛は、ガムテープなどを貼って丁寧に除去し、流水で時間をかけて洗い流します。
衣服についた毒針毛は、洗濯機などでの水洗いはほとんど効果がなく、洗濯槽を介して他の衣料品に毒毛針を拡散させてしまいますので避けましょう。
チャドクガの毒成分はたんぱく質で熱に弱いため、50℃以上のお湯での洗濯や、スチームアイロンをかけるのが効果的です。
チャドクガの天敵としては、スズメバチ類が知られています。
チャドクガの駆除につきましても、お気軽にご相談ください。
蜂の巣対策の重要ポイント ―フード―
ここでいうフードとは、建物の外壁に取り付けられている換気扇のフードや、ガラリ(通気口)のフード(フード付きの場合)を指します。
建物の周囲を見回してみると、以下のようなものが見つかると思います。
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このフード内は雨風をしのげる他、直射日光を浴びることもないため、ハチたちにとってはすごしやすい場所となっています。
フード付きのガラリには、フードの口部分に網が付いているものもありますが、網がないものも多くあります。
換気扇のフードにいたっては、網は油汚れによる目詰まりのおそれや、洗浄の際の邪魔にもなるので、そもそも取り付けられていないことがほとんどです。
マンション・アパートで空き部屋になっている場合や、めったに自炊をされない場合には、換気扇を長期間使用しないことになりますので、ハチが巣を作ってしまいます。
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マンション・アパートの管理者様は空き家になっている部屋の換気扇のフードに、網やカバーをかけておくことをおすすめします。
蜂の巣対策の重要ポイント ―ガラリ―
ガラリとは、屋内と屋外の通風、屋根裏や天井裏、床下の通風、あるいは屋内の部屋間の通風を行いたい場所に、外部に対して目隠しをしながら換気ができるように取り付ける部品のことで、「ルーバー」とも呼びます。
外壁用や軒天用または床下用など、取り付ける場所によっていろいろなタイプのものがあります。
建物の周囲を見回してみると、以下のようなものが見つかると思います。
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これがガラリと呼ばれるもので、温度に応じて通気口を自動開閉するもの、手動式のシャッターが付いたものなど各種あります。
材質も風雨の当たる場所に最適なステンレス製や、樹脂製などさまざまなタイプがあり、各メーカーが多数の商品を出しています。
温度や湿度を調整することによりカビの発生を防止し、建物を健康に長持ちさせるために欠かせない部品です。
このガラリには防虫網がセットになっているものと、そうでないものとがあります。
防虫網がない場合、もしくはあっても古いもので風化・腐食により穴が開いてしまっている場合には、ハチが自由に出入りできてしまいます。
鳥、コウモリ、イタチやネズミ、ヘビなどは出入りできないが、ハチは出入りできるといった状況であれば、ハチたちにとっては絶好の営巣場所となり、高い確率で巣を作ってしまいます。
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ぜひ一度、ガラリ(通気口)に網が付いているか、穴が開いていないかを確認してみてください。
もし防虫網がなかったり、網に不具合がみられたりするのであれば、ハチに巣を作られてしまう前に網を張っておきましょう。