ハチネタブログ
刺すのは一度だけ?
作成日:2016年05月18日(水)
ミツバチの毒針には返しがあるため、一度刺すと針を抜くことができず、毒の入った袋や内臓の一部ごとちぎれてしまいます。
刺したミツバチはしばらくすると死んでしまいますので、刺すのは一度だけです。
しかしやっかいなのはその後で、刺さった針には毒袋(毒のう)と、ちぎれた筋肉も残っているため、毒を体内に送り続けるといった特徴があるほか、刺す際に警戒フェロモンと呼ばれる物質を発することにより、これを感じ取った他の個体が次々と攻撃するしくみになっているのです。
アシナガバチのなかまやスズメバチのなかまの毒針には返しがないため、何度も刺すことができるので、獲物をとらえるのにも針や毒を使用します。