ハチネタブログ
スズメバチの攻撃方法
作成日:2016年05月29日(日)
スズメバチやアシナガバチの毒針には、ミツバチの毒針にあるような返しがないため、何度でも刺すことができます。
スズメバチはカチカチと大顎を鳴らして威嚇したのち、敵と判断すれば刺す行動に出ます。
今回は、スズメバチの攻撃方法を紹介したいと思います。
・飛びながら腹部を曲げ、その先端にある毒針を直接突き刺す。
刺さった瞬間に毒液を注入し、素早く離れて再び攻撃態勢をとる。
この場合には、針はそれほど深く入らず注入される毒の量も少量ですが、一瞬のことですのでかわすことは不可能といえます。
・脚でしがみつき、大顎でかみついて体を固定し、毒針を突き刺す。
何度も針を突き刺し、毒液を注入する。
しがみついて刺される場合は、毒針が深く入り同じ場所を何度も刺されることになるため、大きなダメージを負うことになります。
この場合には、ジーンズ生地でも容易に針が入ってしまいます。
ハチ用の防具を着て、刺されることを防げたとしても安心してはいけません。
針から毒液を噴射することもあり、目に入ってしまうと強烈な痛みでしばらく目が開けられず、最悪の場合は失明する危険もあるといわれています。
毒針と大顎(どちらもオオスズメバチ)
毒針は7mmほどで、服の上からでも簡単に貫通して刺すことができる。
大顎は一度かみついてしがみつくと、容易には外せないくらいの力がある。