ハチネタブログ
スズメバチの天敵
作成日:2016年06月03日(金)
昆虫界で頂点に位置しているスズメバチですが、そのスズメバチにも天敵がいます。
日常的に個体が捕食される可能性があるのは、鳥やクモ、オニヤンマやカマキリなどです。
女王バチがまだ単独の時期は、アリも脅威になります。
巣(コロニー)にとってやっかいな存在になるのは、スズメバチネジレバネやカギバラバチ、オオハナノミといった寄生虫がいます。
寄生を受けた個体は、はたらきバチらしい仕事をしなくなるため、その個体数が多いとコロニー全体が不活発になり、巣も大きくならずに終わります。
女王バチが寄生されると、巣作りや産卵をしないため、コロニーは壊滅してしまいます。
さらに、ハチクマという猛禽類(タカの仲間)が、好んでスズメバチの巣を襲い、巣を破壊しながら幼虫を食べます。
ハチに刺されても平気という、スズメバチにとっては非常にやっかいな敵です。
最後に、忘れてはならないのが我々人間の存在です。
人間の場合は防衛の手段として巣を攻撃するのですが、スズメバチにとっては他と同じように、巣に脅威を与える存在のひとつなのでしょう。