蜂の巣を見つけたら
蜂の巣をみつけたら
不用意に近付かない
蜂の巣を見つけたら、まずは不用意に近付かないようにしましょう。正しい知識と、充分な装備がない状態で接近するのは大変危険です。凶暴性の高いスズメバチでもこちらから手を出さなければ刺してくることはありません。
蜂が自分のまわりを飛び回ったり、カチカチと顎を鳴らして威嚇したりしてきたら、危険な状況です。巣に近付きすぎですので、速やかにその場を離れるようにしましょう。
離れる際は、怖くても、決して大声を出したり、蜂を払うために激しく手を動かしたり、走って逃げだすといった行動はとらないように注意しましょう。
安全なところから蜂の巣を観察する
可能であれば、充分に距離をとりながら、蜂の巣を観察しましょう。巣がある場所・大きさや蜂の種類がわかると、危険度や対処の参考になります。蜂の種類については、蜂の巣の特徴からも推測することができます。
こういった情報は専門業者や役所に相談する際に必要になりますので、可能な範囲で確認しておきましょう。
必要な対応をとる
蜂の巣を確認したら、営巣場所に応じて必要な対応をとらなければなりません。というのも、蜂の巣ができたことで発生する危険性については、原則として、蜂の巣がある土地の所有者に責任があるからです。理不尽に感じるかもしれませんが、法律上は土地・建物の管理責任の範囲だと考えられています。自分の土地内に蜂の巣ができ、放置しておいたために、通行人などが蜂に刺されて被害を負った場合、その責任を問われる可能性があります。
いずれにせよ住人自身にとっても危険ですから、自宅の敷地内・自分が所有する土地内に蜂の巣ができた場合は、自身でなんらかの対応をしなければなりませんし、自分の土地でない場所については、それぞれの持ち主・管理者や地域の役所などに蜂の巣があることを伝えましょう。
対処法を相談する
自宅にできた蜂の巣を自力で駆除する方法もありますが、やはり危険ですので、できれば専門業者に依頼するのをオススメします。自力で駆除する場合にも、必ず役所や専門業者に相談しましょう。
役所によっては、行政のサービスとして何らかのサポートを受けられる場合があります。駆除業者の紹介や、自力で駆除する場合の道具類の貸し出しのほか、駆除業者を利用した場合の費用の補助や、対応に関するアドバイスなど地域によって様々です。
駆除業者に駆除を依頼する場合
駆除を依頼する場合は、当然のことながら信用できる業者を選ばなければなりません。
業者によって駆除にかかる費用も大きく異なることがありますので、役所が業者を紹介した場合であっても、複数の業者を比べてみることをオススメします。
また、開業届を出さずに営業をしている業者も実際にありますので、駆除後のトラブルを防ぐためにもしっかりと選びましょう。