ミツバチ
ミツバチの巣の特徴
ミツバチの巣の特徴
ミツバチは主に屋根裏や床下、木の洞など人目に付きにくい場所に巣を作ります。
巣の形状は、自然の状態では巣板と呼ばれる鉛直方向に伸びる平面状の構造のみからなり、ニホンミツバチやセイヨウミツバチは複数枚の巣板を形成し、10枚以上にのぼることがあります。
巣板は六角柱が数千個接続した構造で、このような構造をハニカム構造(honeycomb、蜂の巣の意)と呼び、強度に優れ、材料が最少で済むという特徴があります。
通常は巣板の表面を数千匹~数万匹の成虫で覆われているため、黒っぽい大きな塊となっています。
巣が成虫で覆われている場合は、蜜が垂れてくることはありませんが、巣が大きくなったり、ミツバチを駆除した後の巣の処理を怠ると、巣に蓄えられた蜜が天井や壁などから部屋の中に染み出してくることもあり、その蜜の匂いに誘われてゴキブリやアリ、さらにはスズメバチを引き寄せるほか、天井や壁を腐らせるといった問題も発生します。
新たな女王蜂が誕生した巣では群の分割(分封)が起こり、旧女王バチは働きバチを半数ほど引き連れ、新しい営巣場所を探しに出ます。
木の枝などでミツバチが数百匹~数千匹の塊になっている事がありますが、これは、分封の際に新たな営巣地を見付ける途中で休んでいるだけで、通常は2日程でいなくなります。