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蜂供養 蜂塚を参拝 | 蜂の巣駆除はハチ駆除ドットコム 滋賀・京都・大阪・三重 対応

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蜂供養 蜂塚を参拝

作成日:2016年07月06日(水)
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7月某日
この日は大阪で数件の依頼がありましたが、予定より早く終了したため、摂津市にある蜂塚を参拝しに行きました。
蜂塚は蜂熊山蜂前寺金剛院の境内に祀られています。
蜂の寺とも呼ばれる金剛院は真言宗の寺院で,行基の創建と伝えられ1200年以上の歴史を誇り、摂津国第四十五番札所でもあります。
この寺には蜂にまつわる伝承があり、蜂塚前の立て札には次のように記されています

平安末期第75崇徳天皇(1119~1164)の御代に賊徒蜂起し,官軍はこの討伐に向かったが逆に押され,これまでという時当山に駆け込み、蜘蛛の巣にかかった蜂を見て「もはや命運つきたり,この上はせめて蜂の命を助け善根を施さん,薬師如来よご照覧あれ」と蜂を助け、「ご本尊様,この度の討伐勝利を得ば,更に堂宇を林営し,永く鎮守国家の道場と為さん」と誓い祈念したところ、それに呼応するが如<山内鳴動し数万の群峰出現して彼の賊徒を刺し、あるいは眼に入り、無牙にして追い払えりと.
然れども歓喜のあまりこの由を速やかに奉上すべく去り、誓った堂舎の造営可ならず.供田若干を寄付せられたのみとある.その後も蜂の大群が盗賊から村人を救い,二度までも不思議な蜂の出現に本尊の霊験あらたかなるを知り,永くお加護を戴くため,放光山味古寺は霊蜂山(現蜂熊山)蜂前寺金剛院と改称した.

解説

平安時代末期、応仁の乱の頃、落ち武者が盗賊となり味舌村を襲撃し村人を苦しめた。 村人たちは近くの味舌寺に隠れて、ただひたすらに薬師如来に救いを求めて祈った。 盗賊たちがいよいよ寺まで押し寄せてきて、村人たちがあきらめかけた時、お堂の中から数万の蜂群が2度にわたって出現し、盗賊たちに襲いかかった。 盗賊たちは蜂に刺され逃げ出し、姿を消した。 お堂から出た村人たちはそこでたくさんの蜂の死骸が落ちているのを見つけ、命をかけて村を救った蜂に感謝して蜂塚をつくって供養したのであった。 この時に寺号も蜂熊山蜂前寺と改められました。

 

このような蜂塚は全国に多数存在し、蜂が古くから人の生活と関わり合ってきたことがよくわかります。

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