メニュー

蜂の越冬 | 蜂の巣駆除はハチ駆除ドットコム 滋賀・京都・大阪・三重 対応

ハチネタブログ

蜂の越冬

作成日:2016年05月24日(火)

昆虫は体が小さく、外の気温が下がると体温も下がる変温動物です。
そこで、日本に生息する昆虫の多くは、卵や幼虫、さなぎなどで寒い冬を越します。
そのなかで、蜂は成虫で冬を越す珍しい昆虫です。

 

スズメバチアシナガバチのなかまは、ほとんどが朽ち木の中で単独で越冬します。
秋、来シーズンのために誕生した新女王バチとオスバチたちは、巣から飛び立ち、野外で交尾を行います。
交尾を終えた新女王バチは、二度と巣に戻ってくることはなく、体内の栄養分を無駄に使うことを避けるために、そのまま越冬場所に移動します。
女王バチの寿命のおよそ半分にあたる6ヵ月にも及ぶ長期間の行為は、少しのエネルギーの無駄も許されないのです。

 

成虫で冬を越す昆虫のほとんどが、単独で木や土の中で冬眠するのに対し、冬眠せず体温を下げずに集団で冬を越す、非常に珍しい方法をとるのがミツバチです。
さすがに冬場には、女王バチは産卵をやめ、はたらきバチも子育ての仕事はありません。
大群で体をよせ合い体温が逃げるのを防いで、気温が0℃以下になっても巣の中心を20~30℃に保ちます。
ミツバチたちは巣の外側と中心とを入れ替わりながら温め合い、厳しい冬の寒さをしのぎます。
暖かいうちにたっぷりと蜜を蓄えているからこそ、ミツバチは成虫で、しかも体温を保ったまま冬を越せるのです。

 

お問い合わせフォームはこちら