メニュー

水際で食い止められるのか?ヒアリとアカカミアリ | 蜂の巣駆除はハチ駆除ドットコム 滋賀・京都・大阪・三重 対応

ハチネタブログ

水際で食い止められるのか?ヒアリとアカカミアリ

作成日:2017年06月29日(木)
昨日、強毒のヒアリが神戸港のコンテナヤードから見つかったとの発表があり、続いてその近くで別の毒アリアカカミアリも見つかったと発表されました。
このことを受け、環境省や神戸市などが水際で食い止めようと対策に追われ、国交省は全国の自治体に、主要港湾内を調査するよう求めました。
上陸をゆるしたとなれば、日本にとって大きな打撃になりますので、今後の発表が注目されます。
ヒアリ 環境省提供 アカカミアリ 環境省提供
ヒアリ(左)とアカカミアリ(右) 環境省提供
 
ヒアリとは?
南米原産の体長が2.5mm~6mmの小型のアリで、赤褐色の体色をした、環境省指定の「特定外来生物」です。
スズメバチと同じくらい強力な毒を持ち、腹部にある針で刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。
ミツバチと違って刺すと針が取れることがないため、スズメバチのように連続して複数回相手を刺すことが出来ます。
獰猛さはキイロスズメバチのようで、相手を問わず集団で襲いかかり、ネズミや爬虫類などの小さな生き物なら、集団で食い殺してしまいます。
 
アレルギー反応によって死に至ることも!
ヒアリの毒への反応は、刺された人の体質や体調によって大きく異なり、重度の場合にはアナフィラキシーショックを起こし、生命の危険を伴います。
ヒアリの毒には、ハチの毒と共通の成分が含まれているため、過去にハチに刺されてアレルギー反応をおこしたことがあるなど、ハチ毒アレルギーを持つ人は特に注意が必要です。
アメリカにおいては、ヒアリの被害が年間8万人以上に上ると報告されており、うち100人以上がアレルギー反応によって亡くなっています。
日本において、スズメバチの被害による死者数が、年平均20人ほどを推移していますので、今後ヒアリが拡散するとなれば、いずれはスズメバチを超える被害が出るおそれがあります。
 
アカカミアリとは?
アカカミアリもヒアリと同様、「特定外来生物」に指定されている毒アリです。
アカカミアリは、すでに沖縄県などに定着していることが確認されているほか、本州の各港でも貨物の中などで発見された例があります。
毒は激しい痛みや水疱、アレルギー反応などを引き起こしますが、ヒアリの毒よりは弱いため、今までに国内における死亡例はないそうです。
ヒアリに似て体長が3mm~5mmと小型のアリで、体色も似ているため、肉眼ではヒアリとの区別は困難だといわれています。

お問い合わせフォームはこちら